OSDNは14日、同社が運営するオープンソース・ソフトウェアの開発サイト「SourceForge.JP」において、分散レポジトリ型のバージョン管理システムであるGitのサポートを開始したことを発表した。
OSDNは14日、同社が運営するオープンソース・ソフトウェアの開発サイト「SourceForge.JP」において、分散レポジトリ型のバージョン管理システムであるGitのサポートを開始したことを発表した。今後、SourceForge.JPのすべての登録開発プロジェクトにおいて、CVS/Subversionリポジトリと共にGitを同時に利用することが可能となる。
Git機能の有効化/無効化は、SourceForge.JPのWebインターフェースから行え、複数個のレポジトリを作成することが可能となっている。また、Gitwebによるレポジトリ閲覧もサポートされる。
SourceForge.JPでは、今まで管理システムとして単一レポジトリ型のCVSおよびSubversionを採用していたが、LinuxカーネルやSamba、X.org、Ruby on Railsなど著名なオープンソース・プロジェクトでGitが採用され分散レポジトリ型のシステムが普及したため、今回のサポート開始に至ったと説明している。Linuxカーネルなどの大規模なオープンソース・プロジェクトにおける特定用途向け、または個人的な利用のためのフォークが活発化するほか、個人や組織の開発コードのバックアップ的な用途で使用されることを期待しているという。
OSDNでは、今後、Gitを中心とした機能強化を予定。プロジェクトを持たなくても個人レポジトリを持てるようにするなどの対応が随時行われるという。
【関連リンク】
・SourceForge.JP、分散レポジトリ型バージョン管理システム「Git」のサポートを開始:OSDN
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