Amazonは10日、ホスティングサービス「Amazon Elastic Compute Cloud」の仮想マシンをヨーロッパでも起動可能になったと発表した。
Amazonは10日、ホスティングサービス「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」の仮想マシンをヨーロッパ(EU)でも起動可能になったと発表した。
Amazon EC2は、Amazonが保持する巨大なインフラ上で、インスタンスと呼ばれる仮想マシンを利用できるホスティングサービス。今までは、アメリカ国内のサーバー上でしか、インスタンスを起動することができなかった。今回から新たにEUでの起動が可能になったことで、開発者はネットワーク距離やディザスタ対策などを考慮して、仮想マシンのロケーションを選択できるようになった。
これに伴い新たに、利用可能な地域のリストとそれにアクセスするためのエンドポイントのURLを表示するec2-describe-regions
コマンドが利用可能になった。また、いくつかのコマンドでは--region
オプションが利用できるようになっている。
なお今の段階では、ロケーションをEUにした場合、仮想OSとしてWindows ServerとSQL Serverを選択できない。近い将来サポートする予定だという。
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