ポピュラーソフトは23日、システム開発におけるデータベース操作を効率化し、開発を支援するツール「Popular Beetle」(ポピュラービートル)の販売を開始した。
「Popular Beetle」では、並べられた2つのウィンドウでデータベースを比較できるようになっており、更新前後の差分データや、異なるデータベース間のスキーマの違い等を簡単に確認できる。また、ExcelライクなGUI操作で、編集内容をSQL文で書き出してデータベースに適用したり、処理結果をExcel/PDF形式で出力してエビデンスとして活用したりすることができる。作業状態をXMLファイルでバックアップしてリカバリーすることも可能。

なお、現時点ではビュー関連のSQLには対応しておらず、次期バージョンでの対応を予定している。
同社では、開発の後工程で特に有用で、発売前に試験導入したケースでは、テスト検証作業を約3分の1、単体テストから運用テストまでの期間を約2分の1に圧縮できたとしている。
動作環境はWindows 2000/XP/Vista。データベースは、Oracle、SQL Server、Microsoft Office Access/Excel、ODBC対応のデータベース全般、CSVファイルをサポートする。
すべての機能を備えたProfessional Editionと、書き込み機能を制限されたStandard Editionがあり、税込価格はそれぞれ49,800円と39,800円から。アカウント数に応じたボリュームディスカウントも用意されている。
30日間無料ですべての機能を試用できるトライアル版を同社のウェブページから入手できる。
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斉木 崇(編集部)(サイキ タカシ)
株式会社翔泳社 ProductZine編集長。1978年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学専門分野)を卒業後、IT入門書系の出版社を経て、2005年に翔泳社へ入社。ソフトウェア開発専門のオンラインメディア「CodeZine(コードジン)」の企画・運営を2005年6月の正式オープン以来担当し、2011年4月から2020年5月までCodeZine編集長を務めた。教育関係メディアの「EdTechZine(エドテックジン)」...
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