IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は21日、Windowsのセキュリティ設定項目を簡単に確認できる「MyJVN(マイジェイブイエヌ)セキュリティ設定チェッカ」を公開した。
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は21日、Windowsのセキュリティ設定項目を簡単に確認できる「MyJVN(マイジェイブイエヌ)セキュリティ設定チェッカ」を公開した。現時点では「USBメモリの自動実行機能の無効化設定」のみをチェックできる。
IPAによると、2008年のウイルス感染率が2007年から上昇した原因として、USBメモリの自動実行機能(オートラン機能)を悪用して感染するウイルスの影響が大きいとしている。特に「W32/Autorun」は2008年に感染した中で最も多かったウイルスで、感染全体の39.5%を占めた。この対策として、USBメモリの自動実行機能を無効にする方法があるが、これがあまり設定されていないことから、簡単に確認できるツールを提供することとした。
2010年春以降には、USBメモリの自動実行機能の無効化設定のほか、パスワードの最低文字数や有効期間、スクリーンセーバーの自動実行が有効になっているかなどを確認する機能が順次追加される予定。
「MyJVN」は、IPAが提供している脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」を効率よく活用するフレームワーク(仕組み)の総称で、既に「MyJVN バージョンチェッカ」が11月30日から提供されている。
【関連記事】
・IPA、「MyJVNバージョンチェッカ」を公開(CodeZine)
【関連リンク】
・MyJVN セキュリティ設定チェッカ
・アナウンス
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です