Flash Builder 4.5のインストール方法
Flash Builder 4.5には、無償体験版が用意されているので、誰でも試すことができます。まずは、下記のボタンをクリックして体験版をダウンロードし、インストールしてみましょう。
ダウンロード方法やインストール方法については、下記の記事で詳細に説明しています。一つ前のバージョンの解説になりますが、手順はほとんど同じです。
作成するサンプルアプリケーション
今回は、Flash Builder 4.5を使って次のようなAndroid端末向けの単位変換アプリケーションを作ってみます。[長さ][重さ][温度]の単位のタブをクリックして、それぞれの変換画面が表示されます(添付サンプルソース内「UnitConverter」フォルダ)。
大まかな作成手順
Flash Builderでの大まかな開発手順は次のようになります。親切なウィザードが用意されているので、一歩目のステップを踏み出すのが容易です。
- 新規プロジェクトを作成する
- デザイン画面でコンポーネントを配置する
- コンポーネントの振る舞いをActionScriptで記述する
- デバッグする
- 目的のアプリケーションができるまで、手順2~4を繰り返す
(1)新規プロジェクトの作成
では、早速開発していきましょう。Flash Builderを起動したら、メインメニューから[ファイル > 新規 > Flexモバイルプロジェクト]をクリックします。プロジェクト名に「UnitConverter」と入力して、[次へ(Next)]ボタンをクリックします。
続いて、プロジェクトのテンプレートを選択する画面になります。「タブ付きアプリケーション」を今回は選びます。どのようなタブが必要かを指定できるので、[長さ][重さ][温度]の3つのタブを作成して[完了(Finish)]ボタンをクリックします。
以上の手順で、プロジェクトのひな形が作成されます。次のような画面が表示されたら、画面左上の「パッケージエクスプローラ」に注目してみてください。メインファイルとなるのが、プロジェクト名を冠した「UnitConverter.mxml」です。そして、「views」パッケージの中には先ほど作成したタブの数だけMXMLファイルが作成されています。それぞれ、View1.mxmlが長さ、View2.mxmlが重さ、View3.mxmlが温度のタブのビューを表します。
MXMLは、XMLをベースとしたUIの記述言語です。例えば、ボタンを作成するには、次のように記述できます。本稿では、マウス操作でコンポーネントを配置しますが、データはMXML形式で出力されるので、細かい部分を手作業で修正するのも簡単です。
<s:Button x="24" y="34" label="ボタン"/>