The Linux Foundationは5月31日、災害時におけるオープンコラボレーションの可能性を探るオープンフォーラム「The Power of Collaboration in Crisis」を、パシフィコ横浜で開催する。同団体が主催するカンファレンス「LinuxCon Japan 2011」(6月1日から3日)の前日、同会場での開催となる。
「The Power of Collaboration in Crisis」が5月31日に開催、災害時のオープンコラボレーションの可能性を探るフォーラム
「LinuxCon Japan 2011」前日に同会場で
東日本大震災では、オープンソースソフトウェア(OSS)技術を活用した支援サービスが早期に立ち上がり、多くの人に利用されている。このフォーラムでは、実績あるプロジェクトの成果や課題、基盤となるOSSの役割などを共有し、より多くの開発者がや復興支援のオープンなプロジェクトに参加できる機会を提供する。
まず、sinsai.infoのベースとなったOSSの災害情報集約システムUshahidiプロジェクトから、Patrick Meier(パトリック・メイヤー)氏(Director of Crisis Mapping & Partnership)が「Changing the World, One Map at a Time」と題して講演する。
日本からは、sinsai.infoのサブリーダーでOSMファウンデーション ジャパン代表理事の三浦広志氏が「みんなで作る震災復興プラットフォームSinsai.infoとNextステージ」と題して、また復興をIT開発から支援する「Hack for Japan」プロジェクトから山崎富美氏が講演する。
登壇する3氏によるパネルディスカッションでは、プロジェクト共通の課題やその解決策について討議するとともに、オープンコラボレーションの可能性や、新たな災害時も含めて今後どのように取り組むべきかを、参加者全員でディスカッションする。
パネル後の情報交換会(懇親会)では、参加募集も兼ねて、各プロジェクトや横浜市内のNPOなどによるショートプレゼンテーションも予定されている。
参加は無料。申し込みはイベントWebページから。
【関連リンク】
・オープン フォーラム: The Power of Collaboration in Crisis
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モーリ・タロー(モーリ・タロー)
フリーダムなIT系編集者・ライター90年代半ばからIT系書籍編集者として『FreeBSD徹底入門』『ウェブログ入門』『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』などを手がける。2008年に独立し、現在はソーシャルメディア、オープンソース関連を中心に執筆活動を行う。hatena: http://www.hatena.ne.jp/mohritwitter: http://twitter.com/mohriFacebook: http://www.facebook.com/imkt5l
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