有限会社サイバースペースは5月31日、Google App Engine(以下、GAE)のデータストアをjQueryで操作可能にするツール「gaedirect」のバージョン3.2をリリースした。バージョン3.0からGPLv2のオープンソースソフトウェアとして提供されている。
gaedirectを使うと、PythonやJavaによるサーバーサイドコーディングを行うことなく、JavaScriptでGAEの分散キーバリューストアを扱えるため、PythonやJava、GAEに精通していなくても、高いスケ―ラビリティと可用性を持つデータストアを活用することができる。
データのCRUD(登録・参照・更新・削除)処理、基本的な条件参照を行うことができ、バージョン2.0でChannelサービス、Blobstoreの格納・検索、連想配列やオリジナル関数での非同期通信に対応した。
バージョン3.0で、ユーザ名とパスワードによるログイン機能、アクセスレベルの設定、Googleアカウントでのサインイン、memcacheによるキャッシュ、レスポンスデータでのJSONフォーマットの追加、Channelサービスの持続時間の指定に対応。
最新のバージョン3.2では、SSL(https)環境での使用、SPDY(スピーディ)プロトコルをサポートしている。
【関連リンク】
・有限会社サイバースペース(gaedirect入手ページ)
・『クラウドWebサービス入門 gaedirectによるHTML5連携とマッシュアップ』
・サーバ側コーディング不要のGoogle App Engine開発ツール「gaedirect」(CodeZine)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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