解説
プログラムは文字で書きます。また、文字列も文字で書きます。そのため、プログラム中に文字列を書いた場合、そのままでは使えない文字が出てきます。
ね こ
をプログラム中の文字列として書くことにします。
a = "ね
こ"
文字列の途中で改行しているのでプログラムが切れてエラーになります。
ね"こ
をプログラム中の文字列として書くことにします。
a = "ね"こ"
文字列を囲む「" "」が「"ね"」と途中で終わっているので「こ"」の部分でエラーになります。
こういった問題を避けるために、プログラムでは特殊な記号を文字列中に含めます。先ほどの例では、以下のような記号を使って、プログラム中の文字列を表現します。
ね こ
をプログラム中の文字列として、エスケープ用の記号で表現します。
a = "ね\nこ"
ね"こ
をプログラム中の文字列として、エスケープ用の記号で表現します。
a = "ね\"こ"
プログラミング言語によって、この記号の種類は異なります。例えば「"」を「""」と2回重ねることで、エスケープ用の記号にするようなプログラミング言語もあります。こういった記号の体系は、プログラミング言語ごとに、仕様を確認する必要があります。
サンプル
文字列を使った処理を、JavaScriptで簡単に書いてみます。
<html>
<head>
<title>「文字列のエスケープ」のサンプル</title>
</head>
<body>
<pre><script type="text/javascript">
var str;
// ね
// こ
str = "ね\nこ";
document.writeln(str);
// ね"こ
str = "ね\"こ";
document.writeln(str);
</script></pre>
</body>
</html>
ね こ ね"こ
