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ASP.NET and Web Tools 2012.2 Updateのリリース発表

連載:ScottGu's Blog翻訳

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2013/02/22 14:00

 本稿は、Scott Guthrie氏のブログを、氏の許可を得て、翻訳、転載したものです。米Microsoft社の副社長で、ASP.NETやSilverlightの開発チームを統率する氏のブログでは、次期製品を含む最新の技術をいち早く紹介しています。

目次

 原典:Announcing release of ASP.NET and Web Tools 2012.2 Update

ASP.NET and Web Tools 2012.2 Updateのリリース発表

 ASP.NET and Web Tools 2012.2 Updateの最終リリースについて発表でき、うれしく思います。今回の更新は、Visual Studio 2012および.NET 4.5に対する無償ダウンロードで、ASP.NETおよびVisual Studioに素晴らしい新機能が追加されます。

 今回の更新は既存のASP.NETランタイムに影響がないため、既存のプロジェクトと開発環境は完全に互換性があります。

 Webフォーム、MVC、Web API、その他のASP.NET技術のいずれに対しても、何かしらの更新が行われています。

 ここをクリックして、今すぐダウンロードして、インストールしてみてください。今回のASP.NET and Web Tools Updateは、今後予定しているVisual Studio 2012 Update 2(VS2012.2)にも含まれます。

Visual Studio Web Toolの改善

 今回のリリースで、すべてのASP.NETテンプレートに、jQuery、jQuery UI、jQuery Validation、Modernizr、Knockout、およびその他オープンソースNuGetパッケージの更新バージョンが含まれています(注:更新しない限り、既存プロジェクトは継続して古いバージョンを使用できます)。

 Webサイトプロジェクトは、Webアプリケーションプロジェクトと同じ発行機能が利用できるようになっており、Windows Azure Webサイトへの発行も新しくサポートされます。選択してファイルを発行したり、ローカルとリモート間でファイルを更新したり、ローカルとリモート間のファイルの差異を確認したりできます。

 Visual Studio 2012のページインスペクタは改善され、入力に応じてJavaScriptのセレクションマッピングおよびCSS更新が行われる機能が追加されました。JavaScriptのセレクションマッピングにより、ページインスペクタは、動的にページに追加された項目をマッピングするために、対応するJavaScriptコードに戻します。

 これについての詳細は、ページインスペクタのCSS Auto-SyncおよびJavaScriptセレクションマッピングでご確認ください。

 Visual Studio 2012エディタもいくつか改善されており、今回の更新で以下のものもシンタックスハイライトされます。

  • CoffeeScript
  • Mustache
  • Handlebars
  • JsRender

 HTMLエディタは、KnockoutバインディングにIntellisenseを提供するだけでなく、シンタックスハイライト、Intellisense、検証機能が揃った最高レベルのLESSファイル編集サポートも備えています。エディタは、.NETクラスとしてJSONの貼り付けもサポートしています。JSONデータをクリップボードにコピーして、C#またVB.NETコードファイルにPaste Specialコマンドを使用して貼り付けすると、Visual Studioは自動的にそのJSONから継承された.NETクラスを生成します。

 モバイルエミュレータサポートに、拡張フックが追加されているので、サードパーティのエミュレータはVSIXとしてインストールできます。インストールされたエミュレータは、F5キーで表示され、開発者は様々なモバイルデバイス上でWebサイトを検証できます。この機能の詳細は、Scott Hanselman氏のVisual Studioと新しいBrowserStackとの統合というブログで確認してください。

ASP.NET Web API改善

 今回のリリースで、ASP.NET Web APIでは、ATOMおよびJSON-lightフォーマットをサポートするODataエンドポイントが使用できます。ODataにより、リッチなクエリ文法、ページング、$metadata、CRUDオペレーション、データソースへの独自アクションなどが利用できるようになります。ASP.NET Web API ODataサポートの詳細は、http://www.asp.net/web-api/overview/odata-support-in-aspnet-web-apiでご確認ください。

 実行環境がVisual StudioもしくはWindows Azureのどちらであっても、ビルトインのトレーシング機能により、Web APIを使用して問題を簡単に診断できるようになりました。Web APIからのトレーシング出力は、Visual Studio出力ウィンドウやIntelliTrace、またWindows Azure Diagnosticsにも、お好みのトレースリスナーに自動的に書かれます。

 出力には、発生したすべてのExceptionやError、選択されたコントローラやアクション、モデルバインディング、使用されたフォーマット、リスポンスなど、すべてのリクエストに対する完全なWeb APIパイプラインが表示されます。

 更新されたWeb APIプロジェクトには、自動で生成されるヘルプページへのリンクが含まれています。ヘルプページには、Web APIの呼び出し方法、APIエンドポイント、サポートされているHTTP動詞、変数、サンプルのリクエストおよびリスポンスのメッセージが表示されます。ヘルプページは、ドキュメントテストクライアント機能などの追加を始め、必要に応じてカスタマイズできます。これにより、サービスを呼び出す開発者に対し、非常に簡単にドキュメントページが作成できます。


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著者プロフィール

  • WINGSプロジェクト Chica(チカ)

    <WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂...

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