MSDN Monthly Monetary Credit
開発・テスト目的ならどのWindows Azureリソースにでも使用可能なMonetary Creditを1か月最高150ドル、すべてのMSDNサブスクライバーに与えることで、上記の割引率をさらに強いるような形にしています。
MSDN Professionalサブスクライバーには毎月50ドル、MSDN Premiumサブスクライバーには毎月100ドル、MSDN Ultimateサブスクライバーには毎月150ドルが提供されます。
これらのMonetary Creditは、開発・テスト目的で使用されるWindows Azureリソースに対しては、どれに対しても適用できます。この中には、仮想マシン(WindowsおよびLinux)、SQLデータベース、クラウドサービス、Webサイト、Mobile Services、Hadoop Clusters、BizTalk Services、ストレージ、メディアなどが含まれます。古いMSDNにあった以前のユニットごとの制約は無くなり、その代わり、Monetary Creditを必要なリソースを組み合わせで適用できます。
以下は、MSDN Premiumのお客様(MSDNサブスクリプションでCreditを1か月100ドル取得される方)がMonetary Creditを使用している一例です。
1)MSDN Premiumサブスクライバーは、3つのWindows Server VMを1日16時間(1時間6セント)で1ヶ月間毎日実行します。
そして、SQL Server Enterprise、BizTalk Server、SharePoint Serverを、MSDN使用権を使用して追加料金無く実行します。
そして、3つのVMを1日16時間、1か月で31日間実行しても、まだ10ドル32セント残っているので、他に使用できます!
2)または1か月100ドルのCreditを、20時間のロードテストを行うために、80のWindows Server VM(SQL、BizTalk、SharePointなどとともに)をスピンアップするのに適用します。
3)または100ドルのCreditを使用して、50のHadoop Cluster Nodeをスピンアップして、開発・テストのMapReduceを10時間実行します。
4)または100ドルのCreditを使用して、SQLデータベースとともに100のWebサイトを開発・テストします。
上記の例では、このプログラムで利用可能な異なるオプションの一例です。
Monetary Creditのすごいところは、Windows Azureリソースにならどれにでも使用できるところで、柔軟に好きな組み合わせに適用できるのです。
Credit自体は毎月リセットされます(つまり、MSDN Premiumのお客様の場合、Creditは毎月100ドルにリセットされます)。
そのため、毎月様々な配分方法で使用することができます。
Monetary Creditに追加も可能です(つまり、1か月に200ドルのリソースが必要な場合、MSDN Premium Monetary Creditが100ドルカバーするので、残り分を支払います)。
超過分もMSDNの割引率が適用されるので(つまりVMは1時間6セントです)、大きな割引価格で利用できます。
デフォルトでは、MSDNベースのサブスクリプションには、”0ドルの使用限度”を有効にしており、お客様がMSDN Creditを無意識に超過しないようにしています。もしビルトインのCreditサポートを超過してもリソースを使用したい場合は、これを変更して、超過分を支払うことができます。
MSDN Monetary Credit使用追跡の改善にポータルサポート
過去に、Windows Azureの無償トライアルとMSDNのお客様から、Windows Azure管理ポータルに統合UIをサポートして、無償のCreditの使用を簡単に上手く管理できるようにしてもらえないかとの質問がありました。
今回のリリースで、Windows Azureのお客様が簡単にMonetary Creditを管理できるようになりました。Windows Azure管理ポータルのトップに、“CREDIT STATUS UI”が含まれており、簡単に現在のステータスが確認できます。
CREDIT STATUS UIをクリックすると、ポータルにステータスの概要が表示され、Creditの残高(と有効日数)が表示されます。
上記UIの中の“View more details”リンクをクリックすると、詳細ページに移り、今月の使用状況と、現在の使用パターンに基づいて計算されたCreditの残高が表示されます。
上記のサポートは、MSDNサブスクリプションのお客様も、無償トライアルにサインアップされた方も利用可能で、より簡単に無償リソースの追跡ができるようになっていると思います。
まとめ
上記の機能強化により、Windows Azureが、開発・テストを行うのに素晴らしい環境となり、すべてのMSDNのお客様にはどこにも負けないオプションとなりました。すべての機能は現在利用可能状態なので、すぐにお使い頂けます
もしまだWindows Azureアカウントをお持ちでなければ、無償トライアルにサインアップして、上記機能をすぐにお試しいただけます。MSDNサブスクライバーの方は、必ずMSDNサブスクリプションで登録した同じMicrosoft ID(以前のLiveID)を使用してください。そうすると、Windows AzureのサインアップウィザードがMSDNサブスクライバーであることを確認し、自動的に上記の新機能が使用できるようにサブスクリプションのセットアップを行います。
もし既にWindows AzureにMSDNサブスクリプションがある場合、8月に上記の新しい機能が統合されます。もし8月以前に使用したい場合は、www.windowsazure.com Webサイトにあるアカウントセンターに行くと、ご自分のサブスクリプションの隣に早期に移動できるオプションがあります。
もし既存のMSDNを継続して使用したい場合は、自動変換をしない選択を行うと、先12カ月間は継続して使用できるようになります。
Hope this helps,
Scott
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