米Microsoftは27日、Windows Azureを基盤としたモバイルアプリケーション向けPaaS「Windows Azureモバイルサービス」を正式リリースした。
モバイルアプリでよく利用される「データストア」「認証サービス」「プッシュ通知」といったサーバーサイド機能が各種REST APIなどを通して提供されるため、開発者はフロントエンドの開発に注力することができる。
クライアントとして、Windows 8、Windows Phone 8、iOS、Android、HTML/JavaScriptをサポート。管理画面のチュートリアルに従うと、各プラットフォーム向けのサンプルコードをダウンロードしてTODOアプリを即座に実行できるようになっており、習得コストが少なくなるように工夫されている。
価格は、アクティブデバイス100台、API呼び出し500,000回までは無料。有料プランではアクティブデバイス(過去30日以内に一度でもアプリを起動したことがあるデバイス)の台数が無制限で、月額2,076円のスタンダードが1,500,000回の呼び出し、月額16,525円のプレミアムが15,000,000回の呼び出しに対応している(各ユニット単位)。SQLデータベースは初期1年は20MBが無料で提供され、追加容量に対して標準料金が適用される。料金にはデータ転送料金も含まれる。
詳細は製品ページ、およびCodeZine掲載記事を参照のこと。
【関連リンク】
・Windows Azure/モバイルアプリケーション
・『Windows Azureモバイルサービスを利用しよう』(CodeZine)
・『Windows Azureモバイルサービスからプッシュ通信を利用しよう』(CodeZine)
・『Windows Azureモバイルサービスから認証サービスを利用しよう』(CodeZine)
・『Windows Azure:モバイルバックエンド環境の大幅アップデート』(CodeZine)
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斉木 崇(編集部)(サイキ タカシ)
株式会社翔泳社 ProductZine編集長。1978年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学専門分野)を卒業後、IT入門書系の出版社を経て、2005年に翔泳社へ入社。ソフトウェア開発専門のオンラインメディア「CodeZine(コードジン)」の企画・運営を2005年6月の正式オープン以来担当し、2011年4月から2020年5月までCodeZine編集長を務めた。教育関係メディアの「EdTechZine(エドテックジン)」...
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