IBMは12日、SOA(サービス指向アーキテクチャー)に基づくアプリケーション開発ツール群の新バージョンをリリースすると発表した。同時にIBMが培ったSOA設計手法も公開する。
一般的なアプリケーション開発の設計では、UMLという統一された表記方法があるが、SOAに関しては今まで標準的な統一された表記方法がなかった。IBMが23日にリリースする「IBM Rational Software Delivery Platform V7.0」では、SOAに基づくアプリケーションを開発する際に必要な、プログラム設計図の表記方法や設計テンプレートがあらかじめ提供されており、これによりSOAに基づくアプリケーションの開発を企業レベルで標準化することができるようになる。
さらにIBMは、同社が培ったSOAの設計手法を無償で公開する。この手法はIBMウェブサイトからダウンロードでき、RUPプラグインとして提供される。
また、IBMはeclipseの有償サポートプログラム「Rational Elite Support for Eclipse」を、6日から開始したと発表した。
プレスリリース:ソフトウェア開発環境に関する新製品および新施策の発表