OpenStackの環境設定
ここまでの手順で、サーバ上にOpenStack環境を構築することができました。ここからは、OpenStack環境の初期設定を行っていきます。
サービスの状態確認
OpenStackが意図したとおりにインストールされているか確認します。以下のコマンドをコマンドを実行すると、インストールされたサービスの状態やリソースの一覧を確認できます。
source keystonerc_admin openstack-status
ネットワークブリッジの設定
インストールが完了すると、br-ex、br-int、br-tunというブリッジインターフェースが作成されています。以下のコマンドでブリッジインターフェースが作成されていることを確認します。
ovs-vsctl list-br
これらのインターフェースは、OpenStack上のインスタンスが他のインスタンスや外部ネットワークと通信する際に利用されます。
br-exとeth0のブリッジ設定を行い、OpenStack上のインスタンスが外部ネットワークと通信できるようにします。
DEVICE=br-ex DEVICETYPE=ovs TYPE=OVSBridge BOOTPROTO=static IPADDR=192.168.0.1 # eth0に割り当てていた固定IPアドレス NETMASK=255.255.255.0 # ネットワークのサブネットマスク GATEWAY=192.168.0.254 # デフォルトゲートウェイのIPアドレス ONBOOT=yes
DEVICE=eth0 TYPE=OVSPort DEVICETYPE=ovs NM_CONTROLLED=no ONBOOT=yes OVS_BRIDGE=br-ex
ネットワークを再起動すると、eth0がbr-exに関連付けられます。
service network restart ovs-vsctl list-ports br-ex
外部ネットワークの作成
これ以降はWebのダッシュボード画面から設定が可能です。http://192.168.0.1/dashboard/にアクセスすると、OpenStackのログイン画面が表示されます。adminユーザでログインすると、OpenStackの管理画面にアクセスすることができます。
インスタンスがインターネットに接続するための外部ネットワークを作成します。画面左のメニューから[プロジェクト]-[ネットワーク]-[ネットワーク]に移動し、「ネットワークの作成」を選択します。新規ネットワーク作成のウィザードが表示されるので、以下のようにネットワークを作成します。
作成したネットワークを外部ネットワークに指定するには、メニューから[管理]-[システムパネル]-[ネットワーク]に移動し、作成したネットワークの「ネットワークの編集」を選択して、「外部ネットワーク」にチェックを入れます。
- ネットワーク名:public
- サブネット名:public_subnet
- ネットワークアドレス:192.168.0.0/24(OpenStackサーバのbr-exに設定したネットワークを指定します)
- ゲートウェイIP:192.168.0.254(上記ネットワークのゲートウェイのアドレスを指定します)
- IPアドレス割り当てプール:192.168.0.100,192.168.0.120(FloatingIPとして割り当てるIPアドレスの範囲を指定します)
コマンドラインから外部ネットワークを作成する場合は、以下を実行します。
source keystonerc_admin neutron net-create public --router:external neutron subnet-create --name public_subnet --enable_dhcp=False --allocation-pool=start=192.168.0.100,end=192.168.0.120 --gateway=192.168.0.254 public 192.168.0.0/24
キーペアの登録
インスタンスにSSH接続するためのキーペアを登録します。メニューから[プロジェクト]-[コンピュート]-[アクセスとセキュリティ]に移動し、「キーペア」タグを選択します。「キーペアのインポート」を選択し、クライアントの公開鍵を登録します。鍵を持っていない場合は、「キーペアの作成」から鍵を作成することもできます。
コマンドラインからキーペアを登録する場合は、以下を実行します。
(鍵をインポートする場合) source keystonerc_admin nova keypair-add --pub_key ~/.ssh/id_rsa.pub user-key (鍵を作成する場合) source keystonerc_admin nova keypair-add user-key > user-key.pem chmod 600 use-key.pem
マシンイメージの登録
公開されているJeOSイメージを登録します。メニューから[プロジェクト]-[コンピュート]-[イメージ]に移動し、イメージの作成を選択して、以下のようにマシンイメージを作成します。
- 名前:fedora-20.x86_64
- イメージの場所:http://cloud.fedoraproject.org/fedora-20.x86_64.qcow2
- 形式:QCOW2
コマンドラインからマシンイメージを登録する場合は、以下を実行します。
source keystonerc_admin glance image-create --name fedora-20.x86_64 --disk-format qcow2 --container-format bare --location http://cloud.fedoraproject.org/fedora-20.x86_64.qcow2




