DjangoでREST APIを作成できるライブラリの最新版「Django REST framework 3.0」が、12月1日(現地時間)にリリースされた。
「Django REST framework 3.0」は、APIに大きな変更を加えており、アップグレードにあたってはリリースノートの熟読を要するなど、細心の配慮が求められる。
おもな新機能としては、インスタンス中に存在するフィールドを確認可能なシリアライザと、わかりやすくてデバッグしやすいシンプルなシリアライザを搭載し、それぞれのシリアライザはクラスで指定できる。
さらに、シリアライズや認証方法をカスタマイズ可能な、バックエンドストレージのシリアライザを記述できるBaseSerializerクラス、フィールドクリーナーを含む新APIであるListFieldとMultipleChoiceField、ジェネリックビューにおけるシンプルなデフォルト実装、作成したAPIで認証エラーが発生した際のサポートなど、多彩な新機能が追加されている。
これらの新機能は、今後リリースを予定しているバージョン3.1および3.2で引き続きサポートされる。Django REST framework 3はKickstarterで資金調達し開発が進められたもので、バージョン3.1と3.2では、Kickstarterで掲げた2つの目標「機能の向上」と「管理インターフェースの搭載」を達成できる見込みである。
なお、バージョン3.xでは今回のバージョン3.0におけるAPI変更のような大規模な更新は行わず、シンプルな更新を予定している。
【関連リンク】
・Django REST framework(英語)
・「Django REST framework 3.0」リリースノート(英語)
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