12月16日、CodeZine BOOKSの最新刊『システムテスト自動化 標準ガイド』(原著名:Software Test Automation)が全国書店で一斉発売されました。
予約期間中からご好評をいただき、Amazon.co.jpの「本 > コンピュータ・IT > プログラミング」カテゴリで第1位を獲得(12月17日17時現在)。同「本 > 科学・テクノロジー > 工学 > コンピュータサイエンス > システム管理・監査」カテゴリでも第1位をキープしています。
本書では、ソフトウェア開発の現場でシステムテストの自動化に取り組むエンジニアにとってバイブルともいえる名著の翻訳です。これまで手作業が中心だったシステムテストを自動化するためのノウハウを、原理・原則から解説します。とりわけ、アジャイルプロセスを採用し、ソフトウェアのリリースやデプロイを頻繁に行う現場においては、本書が解き明かすシステムテスト自動化手法が開発生産性に大きな効果をもたらすでしょう。
本書の第1部では、「何を自動化すべきか」から、テストケースの設計、それを実行するスクリプト、テスト結果の判定方法、自動化を導入する組織の課題と解決策、テストツールの選択ポイントまでを解説。落とし穴の指摘や筆者の経験談も大変参考になります。第2部は実践編として、Seleniumによるシステムテストの自動化や、継続的インテグレーション(CI)の中でシステムテストを行う方法などを解説。テストケースの生成と選択まで自動化する方法論も紹介しています。
著者 : Mark Fewster、Dorothy Graham
訳者 : テスト自動化研究会
出版社: 翔泳社
頁数 : 488ページ
定価 : 3,800円(+消費税)
判型 : A5版
色数 : 1色
刊行日: 2014年12月16日
ISBN : 978-4-7981-3921-0
原著の著者は、ソフトウェアテストの自動化分野を長年リードしてきたMark Fewster氏とDorothy Graham氏。翻訳は、テスト自動化研究会です。テスト自動化研究会は2012年に発足したコミュニティで、日本国内におけるテストエンジニアの認知と技術・知識の共有を活動を続けています。
テスト自動化は、開発・リリースのサイクルがますます高速化する現場において、必須の技術とみられています。本書を片手に、システムテストまでを自動化した開発環境の構築にチャレンジしてみませんか。
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市古 明典(編集部)(イチゴ アキノリ)
CodeZine編集部3年目の44歳。宝飾店の売り子、辞書専門編集プロダクションの編集者(兼MS Access担当)を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より現職。9月から翌年2月まではNFL観戦のため、常時寝不足。...
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