ファイルメーカーは、データベースソフトFileMakerの新製品として、「FileMaker Pro 14」「FileMaker Pro 14 Advanced」「FileMaker Server 14」「FileMaker Go 14」を、5月13日に発売した。
「FileMaker 14」では、新機能として「スクリプトワークスペース」「起動センター」を搭載するとともに、「FileMaker WebDirect」を再設計し、新しいスクリプトを追加している。
「スクリプトワークスペース」は、スクリプトと計算式の作成、編集、表示を統一されたワークスペース内で実行可能で、よく使われるビジネスプロセスを簡単・迅速に自動化できる。
オートコンプリート、お気に入り、インライン編集、ショートカット、インラインヘルプを参照しながらのスクリプトステップの記述、自動化されたコマンドルックアップなど、多彩な機能を備えており、開発スピードを高めるとともに、シンプルなポイント&クリックとステップ・バイ・ステップのガイドを利用すれば、プログラマでなくてもスクリプトでカスタムソリューションが作れる。
「起動センター」は、ダイアログボックスやプルダウンメニューを排したインターフェースを採用し、ソリューションのわかりやすく、視覚的な整理を可能にしている。あらかじめ定義済みの29種類のアイコンを用意しており、独自のアイコンも設定できる。また、すべての「FileMaker 14」製品で採用しているので、Windows/Mac/iPad/iPhone/FileMaker WebDirectを使用するブラウザで、一貫性のあるインターフェースを実現する。
「FileMaker WebDirect」は、再設計によってタブレット端末のモバイルブラウザで、簡単にデスクトップスタイルの双方向性の実現を可能にしている。ツールバーは端末ごとのブラウザ画面サイズに自動で適応し、タップしやすいようタップターゲットを従来よりも拡大した。メニューはスライドイン/アウトに対応し、画面の領域を動的に最適化できる。
画面サイズの変更やデバイスの回転にともない、メニューの表示幅に合わせてメニュー項目をグループ化し、自動的に折りたたみ/展開する機能も搭載する。
新たに追加したスクリプトは、iPadとiPhoneにおいて、ソリューションの外観と実行方法を従来よりも幅広くコントロール可能で、iOS 8スタイルに再設計された「FileMaker Go 14」のインターフェースによって、すっきりした外観と一貫性のあるUIを提供できる。
スクリプトやメニューから、ユーザーインターフェースを非表示にして全画面表示にするソリューションも作成可能で、画面の横方向または縦方向への固定や、署名キャプチャ時の情報表示、タッチキーボードの有効化、リッチテキスト編集、ビデオとオーディオを使ったトレーニングアプリの作成などに対応する。
税別価格は、「FileMaker Pro 14」が38000円、「FileMaker Pro 14 Advanced」が63000円、「FileMaker Server 14」が99000円(ボリュームライセンスのみ)。なお、「FileMaker Go 14」は無料でApp Storeから入手できる。
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