クラウドは今や"ニューノーマル"に、変化を示す「8つのパターン」(1)
画面が切り替わり、出てきたのは「Cloud Has Become The New Normal/クラウドは今やニューノーマルに」という文字。長崎氏は「クラウドに適したITシステムにしたい、という要望は現在非常に増えており、特定のアプリを特定の顧客が使うという段階から、すべての顧客がより簡単にリーチできるソリューションとしての位置付けに変わってきている」と、その変化を強調する言葉として、その背景を説明しました。長崎氏は、「何が変わってきているのか?」という観点で、合計8つにわたるポイントをデータや事例、各サービスの紹介などと交えて紹介。以降、ポイントごとにその内容を見ていきたいと思います。
ポイント1:スタートアップ企業による新たなビジネスの開始
スタートアップ企業がクラウドを利用する際、すべてのアプリケーションをクラウドで構築するというのはごく自然な流れでしょう。スタートアップ企業の場合、何より重要なのは「トライアンドエラー」ができること。スピードやアジリティをもってこれらのアクションが行えることが求められています。近年では日本国内でもスタートアップ企業のサービスが生活に浸透していますが、これらの企業においてもAWSが利活用されており、AWSは支援を行っています。
ここで長崎氏は1人目のゲストとして株式会社クラウドワークス 代表取締役社長 兼 CEOの吉田浩一郎を紹介。バトンを引き継ぎます。吉田氏は「クラウド(Crowd:群衆)ソーシング」という新しい外注方法を提供し、利益を顧客に還元しつつ拡大を続けるというAmazon/AWSと同じ手法で同社を赤字のまま上場(インターネット関連業界ではDeNA以来だそうです)。その過程でAWSを当初から活用し、成長を遂げてきたのだと、AWSの重要性を強調しました。本来であればこの日の夜、特集を組まれた番組が放送される予定だったのですが、某日本人プロテニスプレイヤーの活躍により放送日が延長となった旨を説明、会場の笑いを誘いました。
ポイント2:スピード、機敏性はスタートアップ企業だけでなく、あらゆる組織で重要に
現代において、競争原理は過去のものとは、まったく様相が異なったものになってきています。国際社会も変革していく中で、新しいやり方を取り入れながら成功の確率を高めていくことが重要であると長崎氏はコメント。クラウドなしで競争に打ち勝つのはますます困難になってきています。高価で柔軟性がなく、進化の遅いインフラへの多大な投資を行うカタチから、顧客が使いたいときにすぐ使える、何でも選べる「ニューノーマル」なカタチへの「デジタル・トランスフォーメーション」が重要性を増してくることでしょう。
長崎氏は先ほどの吉田氏に続く形で2人目のゲスト、中尾隆一郎氏(株式会社リクルートテクノロジーズ 代表取締役社長)を紹介。中尾氏は、同社の掲げる「RIBBON MODEL」というビジネスモデルの下に展開している10の領域で展開されているサービスのうち、特にスピード、重要性、機能性を必要とするものについてAWSを採用し、さまざまなサービスにおいて劇的な効果を上げています。今後もAWSと一緒に改善改革を進めていきたい、と中尾氏は抱負を語りました。

