Amazon Web Servicesは、AWS Lambda、Amazon EC2、またはパブリックにアドレスを指定できるAWS外でホストされているサービス上のAPIを簡単に公開可能なサービス「API Gateway」を、10月8日に東京リージョンでも使えるようにした。
「API Gateway」によって、特別な知識やスキルがなくても、数クリックでAPIを定義して、変更やデプロイできる。AWS Signature V4による認証をサポートし、AWS Identity and Access Management(IAM)の活用によって、セキュアなリクエスト処理を可能にしている。また、オープンソースソフトウェアのSwaggerをサポートしており、作成したAPIを利用するアプリケーションのための、JavaScript/iOS/Android向けSDKも作れる。
「API Gateway」で提供しているAPIへのレスポンスはキャッシュでき、キャッシュにヒットしたリクエストはバックエンドにリクエストがルーティングされずにレスポンスされるため、バックエンドの保護を実現する。キャッシュは、各ステージごと、クエリパラメータごとに設定可能で、一定数を超えたリクエストのスロットリングにも対応している。
このほか、Apache Velocity形式のマッピングテンプレートによるクライアントへのレスポンス内容の変更や、APIキーを利用したCloud Watch Logsへのユーザーからのリクエストに含めたAPIキーの記録もできる。
料金は、APIへのコールとアウトバウンドのデータ転送に対して発生し、最初の12か月間は100万リクエストまで無料で使える。キャッシュは別途料金が設定されており、構成したキャッシュサイズに依存する。
【関連リンク】
・Amazon Web Services
・「Amazon API Gateway」
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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