メッセージングツールSlackを提供する米Slackは、公式ブログの12月15日(現地時間)付の記事において、「Slack App Directory」の提供、開発者支援基金の設立、新フレームワークBotkitの開発を発表した。
「Slack App Directory」は、Slack上で利用可能な160超のアプリを収録しており、アプリ一覧はカテゴリ、閲覧順、評価順での並べ替えに対応する。また、アプリは数クリックのみで簡単にインストールできる。
収録カテゴリは、デザイン、マーケティング、業務管理、開発ツールなど多岐に渡っており、さまざまな業務分野における創造性を向上する。また、コマンドによる検索にも対応している。
さらに、Slackは投資家とともに、Slack向けアプリの開発を希望する開発者や中小企業の支援を目的とする、8000万米ドル規模の基金を新たに設立した。同基金では、Slackを優先的にサポートするB2Bアプリや、エンタープライズ向けツールに対して資金を提供していく。
このほか、Slack向けの新たなフレームワークとして、従来のHowdyからフォークしたBotkitの開発も発表された。Botkitは柔軟なコードベースや、メッセージ処理機能が充実したAPIによってシンプルな手順でのアプリ開発を可能にするとともに、新たにSlackアプリの開発を志す開発者の参入も容易にする。
【関連リンク】
・Slack(英語)
・「Slack App Directory」(英語)
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