ビズリーチの新卒エンジニア研修
当社では4月中旬から8月いっぱいまでの約4か月半、事業会社としては比較的長期間の新卒エンジニア研修を行っています。期間の長さもさることながら、内容も4週間のJava研修をはじめとして、SQLやDB設計、ネットワーク、セキュリティ、フロントエンド、はたまたWebデザインの基礎など、Web開発にまつわる幅広い分野を扱っています。講師も現場の第一線やOSSコミュニティで活躍する社員が務めます。
中でも特徴的なのが「Twitter課題」と呼ばれる研修です。これはエンジニア研修の集大成としてTwitterのクローンアプリケーションを1か月かけて作成する研修なのですが、ただ作成するだけでなく、各自に支給されたRaspberry PiにWebサーバーを構築しデプロイすることや、会員数を増やす何かしらの施策を盛り込むことなども要件として与えられました。
プログラミングの専門教育を受けたことが一度もなく、情報学科出身の同期との会話にもついていけず、「コンパイルってなんですか?」「クラスって……?」といった状態の私がこれから先ちゃんとやっていけるのか、入社当初は正直不安でした。しかしながら、プログラミング未経験にも関わらず、研修終了後には学生向けの肉食就活サービス「ニクリーチ」を一人で開発した先輩新卒エンジニアの存在もあり、一生懸命研修に取り組めば自分も一人でサービスを立ち上げられるエンジニアになれるのではないか……との希望も同時に感じていました。
特にTwitter課題は楽しみにしていました。フロントエンドは少しばかり経験があったものの、サーバーサイドエンジニアリングはまったくの未経験だった私にとって、一つのアプリケーションを作りきる研修はとても魅力的でした。各回の講義も、「Twitterを作るならこの技術をこう使って……」と考えながら参加していました。