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特集:新人研修

「愚直にやるしかない」先輩のメッセージによって挫折からブレイクスルーできた文系新卒エンジニア【特集:新人研修】

ビズリーチの新人研修 第1回

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 はじめまして。株式会社ビズリーチ、2015年度新卒エンジニアの田所駿佑と申します。2016年4月現在、求人検索エンジン「スタンバイ」のバックエンドシステムを開発するチームでScalaを書いています。この記事では、自身の挫折とブレイクスルーをテーマに、実際に私たちが受けた当社の2015年度(昨年)の新卒エンジニア研修についてお話させていただきます。いま研修まっただ中の新卒エンジニアや、研修担当者の方々に何かしらお伝えできることがあれば幸いです。

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ビズリーチの新卒エンジニア研修

 当社では4月中旬から8月いっぱいまでの約4か月半、事業会社としては比較的長期間の新卒エンジニア研修を行っています。期間の長さもさることながら、内容も4週間のJava研修をはじめとして、SQLやDB設計、ネットワーク、セキュリティ、フロントエンド、はたまたWebデザインの基礎など、Web開発にまつわる幅広い分野を扱っています。講師も現場の第一線やOSSコミュニティで活躍する社員が務めます。

 中でも特徴的なのが「Twitter課題」と呼ばれる研修です。これはエンジニア研修の集大成としてTwitterのクローンアプリケーションを1か月かけて作成する研修なのですが、ただ作成するだけでなく、各自に支給されたRaspberry PiにWebサーバーを構築しデプロイすることや、会員数を増やす何かしらの施策を盛り込むことなども要件として与えられました。

去年の研修で使用した教科書たち。JavaやRDBMSについての本に加え、『リーダブルコード』なども。
去年の研修で使用した教科書たち。JavaやRDBMSについての本に加え、『リーダブルコード』なども。
Webサーバーとして使うRaspberry Piのためにケースを自作。本当は鯖缶で作りたかったのですがサイズの関係で断念。
Webサーバーとして使うRaspberry Piのためにケースを自作。本当は鯖缶で作りたかったのですがサイズの関係で断念。

 プログラミングの専門教育を受けたことが一度もなく、情報学科出身の同期との会話にもついていけず、「コンパイルってなんですか?」「クラスって……?」といった状態の私がこれから先ちゃんとやっていけるのか、入社当初は正直不安でした。しかしながら、プログラミング未経験にも関わらず、研修終了後には学生向けの肉食就活サービス「ニクリーチ」を一人で開発した先輩新卒エンジニアの存在もあり、一生懸命研修に取り組めば自分も一人でサービスを立ち上げられるエンジニアになれるのではないか……との希望も同時に感じていました。

 特にTwitter課題は楽しみにしていました。フロントエンドは少しばかり経験があったものの、サーバーサイドエンジニアリングはまったくの未経験だった私にとって、一つのアプリケーションを作りきる研修はとても魅力的でした。各回の講義も、「Twitterを作るならこの技術をこう使って……」と考えながら参加していました。

RDBMS研修の様子。架空のウェブサービスのデータベースを設計し、レビューを受けます。
RDBMS研修の様子。架空のウェブサービスのデータベースを設計し、レビューを受けます。

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この記事の著者

田所 駿佑(株式会社ビズリーチ)(タドコロ シュンスケ)

 株式会社ビズリーチ スタンバイ事業部所属。立教大学社会学部卒業。在学中より、マルチデバイス対応サイト制作を中心にフロントエンドに携わる。2015年に株式会社ビズリーチに新卒入社。現在は求人検索エンジン「スタンバイ」のバックエンド開発に従事。最近気になっているのはScala.js。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/9394 2016/05/11 14:00

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