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こんな研修やってられるか! と思ったプログラミング経験あり新卒エンジニアが作る新卒研修【特集:新人研修】

ビズリーチの新人研修 第2回

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 はじめまして。2015年4月に株式会社ビズリーチにエンジニアとして入社した岩松竜也です。新卒2年目のエンジニアですが、今年の新卒エンジニア研修の企画を担当させていただいています。この記事ではそこに至るまでの経緯と、私がどのような思いで新卒研修を作ってきたのかをお話しさせていただきたいと思います。

目次

初歩的で退屈なカリキュラム、こんな研修やってられるか!

 話は私が新卒入社した去年の4月に遡ります。

 私が入社した2015年は、ビズリーチではプログラミング未経験の学生も多く採用していました。そのため、新卒研修も約4か月半をかけて基礎的な力を身につけること、視野を広げることに力を入れいました。ところが私は情報系の大学院出身で、さまざまな機会でプログラミングやソフトウェア、Webサービスの開発を経験してきたため、正直エンジニア研修をわざわざ受けるのは面倒だな……と感じていました。

 実際に研修もしばらくは初歩的な内容が続き、1週間が経った頃に早くも我慢の限界を迎えた私は、意を決して新卒研修の担当者であるトヨタさん(仮名)に直談判することにしたのです。

「こんな時間が半年も続くなんてやってられるか!」

「早く実務に入らせてほしい!!」

 その場はひとまずトヨタさんになだめられ研修に戻ったのですが、講師の計らいで通常の研修の内容に加えてより難易度の高い課題に取り組むことになりました。それに加えて、研修講師として参加してくださる、OSSコミッターをはじめとした社内で活躍するエンジニアのさまざまな話を聞けたりすることが面白く、気づけばいつの間にか研修自体も楽しくなってきました。

 また、業務外で講師のOSS活動に関わったことなど、研修以外の部分でもより技術を深めるためのきっかけをもらえたことで、振り返ってみれば大きくレベルアップすることのできた半年間でした。

去年の新卒研修の様子。「DBFlute」などの作者でもある講師の久保 雅彦(jflute)さんを囲んで。

去年の新卒研修の様子。「DBFlute」などの作者でもある講師の久保雅彦(jflute)さんを囲んで。

現場への配属、手探りの新規サービス開発

 半年間の研修も終わり、新規サービスとしてリリース前の立ち上げフェーズにあったクラウド型人事戦略システム「HRMOS(ハーモス)」の開発チームに配属されました。HRMOSはATS(Applicant Tracking System)と呼ばれるもので、企業の採用活動にまつわる業務を統合的に支援するシステムを提供するサービスです。

HRMOSの開発チームではサーバサイドだけでなく、フロントエンドや環境整備など幅広い仕事に取り組んでいます。
HRMOSの開発チームではサーバサイドだけでなく、フロントエンドや環境整備など幅広い仕事に取り組んでいます。

 HRMOSは新規事業のため、一人ひとりに任されている仕事の範囲が広い現場で、中にはまだ仕様を詰め切れていない機能もあり、そこから考えて具体化する作業も必要でした。履歴書のPDF出力機能を任された私は、コーディングには自信があったので、意気揚々と業務に取り掛かったのですが、配属早々予想外の洗礼を受けることになってしまいます。

 ある日、開発チームで毎朝実施している朝会で、「何日も同じタスクに取り掛かってるみたいだけど、それは順調とは言わないよ」と指摘を受けました。

 自分としては複雑なものを作っているので、時間がかかるのは仕方ないと思っていたのですが、作業途中の成果物を見たメンバーから、「この機能は面接官が使うのでこの処理はいらないのでは?」「ユーザーが印刷して使う前提が抜けているのでは?」といった検討の甘さや、「ここのデザインはいつから誰がやるの?」「どこまでやれば完了なの?」といった計画の甘さなど、自分の作業にたくさんの無駄があることを指摘されてしまいました。

 最終的に、当初の半分以下のコード量で実現でき、どうして初めからこれができなかったのか、ちゃんとやっていれば半分の時間でできたのにと肩を落としました。


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