米Googleは、Google Cloud Platformにおいて、クラウドベースの自然言語API「Google Cloud Natural Language API」と、同じくクラウドベースのスピーチAPI「Cloud Speech API」を、7月20日(現地時間)にオープンベータ公開した。
最新の「Google Cloud Natural Language API」は、英語、スペイン語、日本語に対応しており、テキストに込められた感情の解析機能や、テキストに関連する「存在」の認識およびラベル付け機能、構文解析機能を備えている。
広範な分野におけるエンタープライズ規模の開発に対応するスケールとパフォーマンスを実現しているので、製品レビューの解析や、コールセンターへの問い合わせ時の感情の分析などを可能にする。
「Cloud Speech API」は、Google検索とGoogle Nowでも利用されている音声認識技術を用いて、80を超える言語のテキスト読み上げに対応しており、アプリケーションだけでなくIoT機器でも利用できる。
すでに公開済みのアルファ版は、ビデオチャットアプリのHyperConnectや、音声解析サービスのVoiceBaseをはじめとする、5000以上の企業に利用されている。
最新のオープンベータ版では、あらかじめ語句を登録しておいて認識精度を向上する「Word hints」機能や、音声を利用するアプリのより簡単で迅速な開発に役立つ「Asynchronous calling」機能が追加された。
このほか、Googleは北米・西海岸のOregon Cloudリージョン(us-west1)において、Google Compute Engine、Google Cloud Storage、Google Container Engineなどの提供を開始している。
【関連リンク】
・Google
・Google Cloud Platform
・「Google Cloud Natural Language API」(英語)
・「Cloud Speech API」
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