エクセルソフト、エンタープライズ・メディア・アプリケーション開発ツール「インテル Media Server Studio」を発売、ビデオ解析およびデコーダ検証・デバッグツールも

　エクセルソフトは、インテル・コーポレーションが提供するエンタープライズ・メディア・アプリケーションの開発、デバッグ、検証を支援する「インテル Media Server Studio」、HEVCとVP9ビデオ符号化規格向けビデオ解析をサポートする「インテル Video Pro Analyzer」、HEVC、VP9、AVS 2.0デコーダの検証、デバッグを支援する「インテル Stress Bitstreams and Encoder」のバージョン2017を、9月2日に発売した。

　「インテル Media Server Studio」は、インテルXeon／Coreプロセッサ向けエンタープライズ・メディア・ソリューションを開発、デバッグ、検証するためのライブラリと分析ツール。エンコーダとデコーダ、リアルタイム・ストリーミング、テレビ会議、ビデオ解析のためのトランスコーダといった、Linux／Windows向けに最適化されたメディア・アプリケーションを迅速かつ容易に開発できる。

　最新版では、インテルXeon E3 v5ファミリーおよび第6世代インテルCoreファミリーに対応し、60fps、4K解像度HEVCビデオのリアルタイムでのデコード／エンコードや、30fps、HD解像度のAVCビデオ最大18本同時トランスコードを可能にした。また、OpenCL 2.0を新たにサポートするとともに、HEVC GPUアクセラレーテッド・エンコーダとProfessional Editionにおいてパフォーマンスを25％向上している。

　「インテル Video Pro Analyzer」は、HEVC、VP9、AVC、MPEG-2向けのビデオ解析ソフトウェア・ツール・スイート。コーディング・フロー、ヒートマップ、動きベクトル、予測プロセスやその他視覚的な分析に対応する。

　「インテル Stress Bitstreams and Encoder」は、HEVC、VP9、AVS 2.0に対応したメディア・アプリケーションのためのデコーダ、トランスコーダ、再生プレーヤー、ストリーミング・ソリューションを提供している。

　「インテル Video Pro Analyzer」「インテル Stress Bitstreams and Encoder」ともに、Windows、Linux、Mac OS Xをサポートしており、最新版ではテストカバレッジを向上するとともに、フォーマットのサポート拡張、デバッグと検証プロセスをさらに加速するための改善が加えられた。

　税別価格は、「インテル Media Server Studio 2017 Essentials Edition」が84,000円、「インテル Media Server Studio 2017 Professional Edition」が672,000円、「インテル Media Server Studio 2017 Professional Edition Unlimited」が13,440,000円、「インテル Video Pro Analyzer 2017」が840,000円、「インテル Stress Bitstreams and Encoder 2017 HEVC」「インテル Stress Bitstreams and Encoder 2017 VP9」「インテル Stress Bitstreams and Encoder 2017 AVS 2.0」が7,728,000円。

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