10月21日、「Next.js 16」の正式版がリリースされた。前回のベータリリースから、Turbopackの安定化やキャッシュモデルの改善、Next.jsアーキテクチャの改善といったアップデートがなされている。
今回追加された新機能である「キャッシュコンポーネント」は、Next.jsにおけるキャッシュをより明確かつ柔軟にするために設計された新しい機能セット。「use cache」ディレクティブを中心に構成されており、コンパイラを活用し、使用箇所ごとに自動的にキャッシュキーを生成する。
また、「Next.js DevTools MCP」が導入され、AIエージェントにルーティング、キャッシュ、レンダリングの動作や統合ログなどの情報を提供する。これにより、AIエージェントは開発ワークフロー内で直接、問題を診断し修正提案をできるようになる。
さらに、Turbopackが安定化したことですべての新規Next.jsプロジェクトのデフォルトバンドラーとなった。これによって、従来と比べて2~5倍高速なビルドや最大10倍高速のFast Refreshが期待できる。
その他のアップデートの詳細については、ブログポストを参照のこと。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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