Googleは12月10日、API管理ソリューション「Apigee」でModel Context Protocol(MCP)のサポートを開始したことを発表した。現在プレビュー版として提供されている。
これにより、既存のAPIに変更を加えたり、コードを記述したり、ローカル・リモートのMCP サーバーをデプロイして管理したりする必要がなくなる。Apigeeが既存のAPI仕様を使用し、基盤となるインフラストラクチャとトランスコーディングを管理するため、開発者はエージェントのビジネスロジックに集中できる。
同サポートにより、既存のAPIをMCPツールに変換できる。MCPツールは同じポリシーセットで管理され、エージェントのインタラクションを完全に可視化することが可能。
主な利点として、運用負担の削減、ツールの可観測性とガバナンス、包括的なツールセキュリティが挙げられる。APIごとにMCPサーバーをセットアップ・管理する必要はなく、MCPプロキシをデプロイするだけでApigeeが処理を実施する。
ApigeeのMCPサポートは現在プレビュー中で、環境グループに「MCPプロキシ」を作成し、/mcpをベースパス、mcp.apigeex.comをターゲットURLとして指定し、OpenAPI仕様を含めることで利用開始できる。デプロイされたMCPプロキシは、Apigee API hubに「MCP」APIとして自動的に登録される。詳細はGoogle Cloudの公式ブログで確認できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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