Anthropicは、6月30日、「Claude Science」のベータ版を、Claude Pro、Max、Team、およびEnterpriseユーザー向けにリリースした。
Claude Scienceは、研究者がよく使用するツールやパッケージを統合したもの。
研究者は、数十のデータベースや専用のビューワーを要するファイル形式に対応し、PubMed、Jupyter、R、クラスタ端末など、数多くのツールを切り替えながら作業を進めなければならない。Claude Scienceは、これらのツールを単一の研究環境に統合し、効率化する。
Claude Scienceは文献分析だけでなく、アウトプットの作成や原稿や図版の改善も可能。たとえば、科学研究の成果物として、3Dタンパク質構造やゲノムブラウザトラックなどをネイティブにレンダリングし、図版化する。図を作成する際のコードや、作成方法の記述、チャットの履歴は完全に保存される。グリッド線の削除や軸の対数スケールへの変更をしたい場合、Claude Scienceにチャットで依頼すると、エージェントは自身のコードを編集して修正する。
また、Claude Scienceはコンピューティングを自動で管理し、必要に応じてスケールするため、大規模な解析の際に研究者が手動で行ってきた作業を代わりに行ってくれる。
さらに、科学的なナレッジはジャーナルや専門のオープンソースモデルなど、さまざまな場所に分散しているが、Claude Scienceを利用すると専門エージェントがすべてのソースをクエリして統合するため、個別にナビゲートする必要はない。Claude Scienceは、NVIDIAのBioNeMo Agent Toolkitの機能を使用して、Evo 2、Boltz-2、OpenFold3など、BioNeMoの生命科学モデルとライブラリにネイティブに接続する。
動作環境はJupyter Notebookと同様で、macOSやLinuxなどのローカル環境、SSH経由のリモートマシンなど普段研究者が利用している環境から接続できる。現在、Claude Pro、Max、Team、Enterpriseプランでベータ版として提供されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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