2017年02月16日に目黒雅叙園で開催されたイベント「Developers Summit 2017」では、日産自動車株式会社 コネクティッドカー&モビリティサービス アーキテクチャ&プラットフォーム マネージャーの福田慧人氏のセッションが行われました。そこでは、現在社内でどのような取り組みを行っているのか、取り組みを行う上でどんな環境作りを行っているのか、そして取り組んでいるものを使って具体的に何ができるのか……といった部分についての発表が行われました。
日産(ルノー日産)の紹介とコネクティッドカーの紹介
セッションは福田氏の所属する企業、日産(RENAULT NISSAN:ルノー日産)の紹介から始まりました。1999年に両者はアライアンス(企業同士の提携)を締結、以来日産は展開地域をグローバルに広げていき、経済規模においても大きく飛躍を遂げてきました。カルロス・ゴーン氏がこのアライアンスにおける社長兼最高経営責任者(CEO)をルノー社の取締役会長兼CEO等と兼務し、グローバルでは世界で4番目となる売り上げを上げています。
福田氏が日産に入社したのは2016年12月。それまではYahoo! JAPANでさまざまなWebサービスの開発や、ファーストリテイリングでリードテクニカルアーキテクトとして全体のシステムアーキテクチャを監修してきました。車やハードウェアといった世界とは“無縁”の世界から入ってきた形となります。
一見“無縁”のように見えるそれまでの企業と日産ですが、福田氏は「この後お話しする内容にもつながってきますが、今後、自動車業界もソフトウェアの部分がキーになっていきます」とコメント。「自分たちも(この分野で)やれるんだな、ということを感じてもらいたい」と続け、1本の動画を流しました。