米Amazonは、クラウドベースの音声サービス「Amazon Alexa」に対応するAlexaスキルの開発を支援するツール「Alexa Skills Kit(ASK)」と、Alexaを搭載するためのスマートデバイスの開発リソース「Alexa Voice Service(AVS)」の、日本での提供を11月8日に開始した。
「Alexa Skills Kit」は、無償で利用できるセルフサービス型の各種APIとツール群で構成されており、AlexaスキルやAlexa向け機能を迅速かつ容易に開発できる。スキル開発にあたって、音声認識や自然言語処理の知識は不要で、開発したスキルはアメリカ、イギリス、ドイツ、インド、日本での提供が可能になっている。
また、AWS Lambdaによってスキルとクラウドを接続できるほか、Amazon EC2やAmazon S3など、さまざまなアマゾンウェブサービス(AWS)のサービスを活用して、スキルの強化、拡張を図れる。
11月8日の時点で、さまざまな国内企業がスキルの提供を開始しており、アルクは英語クイズ、単語学習、リスニングなど4種のスキルを提供し、Alexaに話しかけるだけで語学学習を可能にしている。
ほかにも、ゼンショーホールディングスでは、Alexaに「すき家の牛丼を開いて、前回の注文をして」などと話しかけることで、ただちに「すき家」のお弁当を予約注文できるといった、すき家のお弁当注文スキルを提供する。また、テレビ朝日のテレ朝newsスキルでは、Alexaを通じてテレビ朝日とANN系各局が取材したニュースから、最新の注目ニュースを届けられる。
【関連リンク】
・Amazon.co.jp
・Amazon Alexa
・「Alexa Skills Kit」
- 修正履歴
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- 2017/11/09 20:53 当初発表されたプレスリリースにおいて「Alexa Skills Kit」の名称に誤りがあったため修正いたしました。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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