米Googleは、シングルボード・コンピュータ「Raspberry Pi Zero W」を組み込んで使用する、AIカメラキット「AIY Vision Kit」を、12月上旬に米Micro Centerのオンラインショップで発売する。
「AIY Vision Kit」には、ダンボール製の外装、VisionBonnet基板、RGBアーケードスタイルボタン、ピエゾスピーカー、マクロ/ワイドレンズキット、三脚取り付けアダプタ、接続ケーブルなどが含まれており、別途Raspberry Pi Zero W、Raspberry Pi Camera、SDカード、電源の購入が必要になる。
「AIY Vision Kit」に付属するVisionBonnet基板は、ニューラルネットワークモデルを実行可能な低電力のビジョン処理装置・Intel Movidius MA2450を搭載している。
専用ソフトウェアには、TensorFlowベースのニューラルネットワークモデルとして、MobileNetsを元にした1000の共通オブジェクトを認識できるモデル、顔とその表情を認識するモデル、人/猫/犬を識別するモデルの3種類が含まれており、モデルのトレーニング/再トレーニングにも対応している。
このほか、RGBボタンの色の変更や、ピエゾピックアップのサウンド調整、GPIO端子にアクセスするためのPython APIも提供される。
【関連リンク】
・Google
・「AIY Vision Kit」(英語)
・Micro Centerオンラインショップ(英語)
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