米Microsoftは、「Azure database for MySQL」および「Azure database for PostgreSQL」の一般提供(GA)を、3月20日(現地時間)に開始した。
「Azure database for MySQL」「Azure database for PostgreSQL」ともに、2017年5月のプレビュー版公開以降、仮想コア数を32まで拡大するとともに、メモリの最適化、アプリケーションに影響を与えることなくオンラインで拡張できるバックアップストレージオプションの追加、およびISO、SOC、HIPAAへの対応などを進めており、2018年5月25日(現地時間)にはGDPR(一般データ保護規制)に準拠する。
現在、世界22の地域で利用可能で、今後数か月以内には、さらに40以上の地域で利用できるようになる。
今回の、MySQL/PostgreSQL向けAzure database servicesの提供開始は、MicrosoftのAzureチームとオープンソースコミュニティとの協力によって実現したものであり、2017年11月のMicrosoftのMariaDB Foundationへの参加によって、MariaDB向けAzure database servicesの提供も予定されている。
なお、Azure database servicesへの移行は、mysqldumpやpg_dumpといった既存のツールを利用しても可能だが、「Azure Database Migration Service(DMS)」を使えばダウンタイムを最小限に抑えて、完全にシームレスに移行できる。
【関連リンク】
・日本マイクロソフト
・Microsoft Azure
・「Azure database for MySQL」(英語)
・「Azure database for PostgreSQL」(英語)
・『Microsoft Azureで使えるデータベースはSQL Serverだけじゃない! フルマネージドなAzure Database for MySQL/PostgreSQL入門』(CodeZine)
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です