ヤフーの米国現地法人Actapioは、米Heptioと共同で、OpenStackとKubernetesをまたぐクラウドインフラを統合制御するソフトウェア「Gimbal(ジンバル)」を開発し、4月23日(現地時間)にオープンソースソフトウェアとしてGitHub上で公開した。
「Gimbal」は、OpenStackで構築されたインフラと、Kubernetesで構築されたインフラが併存するクラウドインフラにおいて、双方のネットワークトラフィックを統合し、一括制御を可能にするソフトウェア。
OpenStackによる大規模なネットワークトラフィックを抱えている企業に対して、サービス開発の効率化を促進する、Kubernetesのスムーズな導入を実現するとともに、すでにKubernetesを導入し、OpenStackによるインフラと併存させている企業にとっても、両インフラの一括制御による管理の利便性向上を実現する。
新しい開発機能を一部のインフラ上でテストしながら、別のインフラ上で既存の機能を動作させ、それらを比較する、といった使い方も可能なので、サービス開発をさらに効率化できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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