ソラコムは、データ通信サービス「SORACOM Air for セルラー」の国内向けAir SIMとして、KDDI回線が使える「plan-K」の提供を、5月9日に開始した。
「SORACOM Air」は、IoT通信プラットフォーム「SORACOM」のデータ通信コネクティビティを提供するサービス。通信規格はセルラー、LoRaWAN、Sigfoxに対応している。「SORACOM Air for セルラー」は、データ通信SIMカードによってセルラー網を利用するサービスで、国内向けのNTTドコモ回線を利用する「plan-D」と、グローバル向けの「plan01s」を提供中。
「plan-K」では、KDDI回線を利用可能なデータ通信SIMカードを提供し、KDDI回線によって「SORACOM」プラットフォームのすべてのサービスが利用できる。また、データ収集・可視化、クラウド連携、閉域網接続といったプラットフォームサービスでも、「plan-D」「plan-K」双方から、同じ設定での利用が可能となっている。
とりわけ、プライベート接続サービス「SORACOM Canal」「SORACOM Direct」「SORACOM Door」では、「plan-D」「plan-K」を紐付けて、1つの閉域網接続を構築でき、2つのモバイル回線を利用した冗長構成を実現する。
契約事務手数料は1回線(SIM)あたり1500円(別途送料が必要)。利用期間のコミットなしの場合の基本料金は、使用開始前が1日5円、使用開始後が1日10円、利用中断中が1日5円。
プランごとの利用料金は以下の通り。
国内SMS利用料は、送信が1回あたり3円~30円、受信は無料。音声通信には非対応で、長期利用割引も用意している(価格はいずれも税別)。
このほか、「SORACOM認定デバイス」では「plan-K」に対応する通信ゲートウェイなどのデバイス認定の開始を予定しており、随時対応デバイスの申請を受け付け、「SORACOM認定デバイス」として認定し、Webサイトなどで紹介していく。また、「plan-K」が利用可能なリファレンスデバイスの提供も予定している。
【関連リンク】
・ソラコム
・「SORACOM Air for セルラー」
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です