独SUSEは、エンタープライズ向けコンテナ管理ソリューション「SUSE CaaS Platform 3」を、6月19日(現地時間)に発表した。
「SUSE CaaS Platform」は、アプリケーション開発およびDevOpsチームに対して、コンテナベースのアプリケーションとサービスをより簡単に導入、管理、拡張できるようにする、エンタープライズ向けコンテナ管理ソリューション。
今回、発表された「SUSE CaaS Platform 3」では、データセンター統合とクラスタ再構成オプションの拡張によってクラスタ構成を最適化しており、プライベート/パブリッククラウドストレージ統合機能の改善と、Kubernetesソフトウェアロードバランサの自動展開によって、Kubernetes環境の設定を簡素化した。
さらに、新たなSUSEツールチューニングモジュールによって、MicroOSコンテナオペレーティングシステムのカスタム構成が可能になっており、スタートアップクラスタをスケーラブルで可用性の高い環境へ進化させることができる。
また、ローカルのコンテナレジストリによって、より効率的で安全なコンテナ管理を実現しており、外部レジストリからコンテナイメージをダウンロードし、ローカルレジストリにコピーを保存することで、クラスタ内のすべてのノード間での共有が可能になる。
外部レジストリではなく内部プロキシに接続し、リモートサーバではなくローカルキャッシュからダウンロードすることで、クラスタノードがローカルレジストリからイメージを取得する際のセキュリティとパフォーマンスを向上した。さらに、Kubernetes専用設計の軽量なCRI-Oコンテナランタイムも用意している。
このほか、長時間実行されるワークロードの導入と管理を容易にする「Kubernetes Apps Workloads API」も提供される。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です