米GitHubは、企業向けサービス「GitHub Enterprise」の新たなバージョン「GitHub Enterprise 2.14」を7月12日(現地時間)にリリースした。セキュアにGitHub.comのオープンソースへのリソースにアクセスできるなど、企業がオープンソースコミュニティを活用できるための新機能などが追加された。
GitHub Enterpriseは、GitHub FlowをベースとしたPull Requestやコードレビューなど、OSSプロジェクトで活用されているGitHub.comの機能を、セキュアな環境で実現できる企業向けオンプレミス製品。
今回新たにリリースされた「GitHub Enterprise 2.14」では、企業がセキュアにGitHub.comのオープンソースへのリソースにアクセスできる「ユニファイドサーチ機能」など、いくつかの新機能が追加された。
「ユニファイドサーチ機能」では、GitHub Business Cloudを利用している場合、ファイアウォール越しに、GitHub.com上のオープンソースのリソースへのアクセスができる。セキュリティを犠牲にすることなく、GitHub上のオープンソースコミュニティを活用することが可能になる。
パブリックベータ版で提供される「Checks API」は、継続的インテグレーション、lint、受け入れテストをGitHub上で実行可能な高度なツールを構築できる、インテグレータ向けの機能。これまで、インテグレータは、Statuses APIを使用してビルドの成功や失敗をレポートし、詳細情報へのリンクを含めていたが、今回追加されたChecks APIを使用することで、ビルド中により多くのステータス情報の指定が可能になる。
さらに、複数のIssueテンプレートを作成が可能になり、テンプレートの設定プロセスが改善されたこと、diff表示でホワイトスペースの変更をスキップする設定ができること、複数のレビュアーを指定できるようになったことなど、多くの新機能が追加された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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