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ゲームサーバーの開発や運用が不要、従量制API利用料のみの「Game Server Services」が正式リリース

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 Game Server Servicesは、ゲームサーバーの開発・運用が不要で、ネットワーク対応ゲームのリリースが可能となる「Game Server Services(以下、GS2)」の正式サービスを、2月1日に開始した。

 Game Server Servicesは、ゲームサーバーの開発・運用をしなくてもゲーム開発が行えるように、ゲーム内で必要となるサーバー機能をサービス化した。使用したいコンポーネント単位での契約・利用が可能。2019年7月に開始したオープンβテストでは、200人以上の開発者による検証が行われ、既に複数のタイトルで採用を前提とした開発が進められている。

 「GS2」は、一般的なモバイル向けゲームであれば、サーバーの開発運用をすることなくゲームをリリースすることが可能。ゲームサーバーの機能(API)を呼び出した回数1回あたり0.02円を基本とした料金モデルとなっており、初期費用やリリース後の運用監視費用といった固定費が不要となる。開発フェーズにおけるコスト削減や、インフラエンジニアの工数をかけずに、ゲームのアクセス規模とサーバーのコストが比例する効果を得られる。

 また、個人開発者や小規模なデベロッパー向けに機能制限付きの無料プランや、月額1000円プランも用意されている。

新機能「Cloud Weave」について

 2020年内には、新機能「Cloud Weave」が提供される予定。「Cloud Weave」とは、「GS2」の開発環境が、Unity Technology社が提供する汎用ゲームエンジン「Unity」と統合され、Unity Editor内でネットワーク機能を探し、ボタン一つでゲームに機能を追加できるようにする仕組みのこと。

開発中の画面の様子
開発中の画面の様子

 Unity Editorのインスペクタからスタミナの回復間隔や、回復量、最大値といった設定を入力し、「GS2」に設定を反映することができる。また、テンプレートとなるゲーム内で使用するUIも付属される。

 これにより、コードを記述することなくUI上の操作のみでゲームにスタミナ機能を追加できる。クライアントサイドの開発者のみでネットワーク機能を追加できるため、工数が削減される。

 「Cloud Weave」でインストールできる機能は、Game Server Servicesが用意するほか、開発者が登録することも可能。似た機能をさまざまな人が開発する状態をコミュニティの力で減らし、ゲーム開発現場の効率化を目指す。

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https://codezine.jp/article/detail/11977 2020/02/12 14:00

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