DataRobot, Inc.(以下、DataRobot)は、同社のエンタープライズ向けAIプラットフォームを、COVID-19ウイルスに関連する分析を行う分析官を対象に、日本国内でも無料で提供することを、3月31日に発表した。
「DataRobot COVID-19対応プログラム」は、データサイエンスコンペサイト「SIGNATE」の開催するCOVID-19チャレンジと連携し、チャレンジにおいて蓄積されたデータの分析を行う人に、DataRobotのAIプラットフォームおよびPaxataデータプレパレーション製品への無料アクセスを提供する。Paxataデータプレパレーション製品の無料公開は4月中を予定している。
また、COVID-19チャレンジのデータ以外でも、COVID-19に関連するデータ分析のために機械学習やデータプレパレーションが必要な人にも提供される。なお、米国では2020年3月20日より、ホワイトハウス科学技術政策局が主催する、COVID-19関連研究をテーマにしたKaggle競争の参加者に対し、本プログラムを適用している。
DataRobotのAIプラットフォームを使用することで、分析官や研究者は、機械学習モデルの構築や展開、管理に必要なすべてのステップを自動化でき、効果的な予測モデルの構築と活用が可能となる。SIGNATE COVID-19チャレンジによって構築されたデータも、ドラッグアンドドロップをするだけで分析することができ、ターゲットを指定することで、予測モデルの生成が可能となる。
なお、新型コロナウイルスの影響の中で、機械学習を活用した、効果的な対処方法などの関連情報もDataRobotブログにて、継続的に発信される予定。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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