テクマトリックスは、米Parasoftが開発したAI技術でSeleniumのテストを強化する「Parasoft Selenic」を、6月10日に発売した。
「Parasoft Selenic」は、AI技術を活用してSeleniumフレームワークを強化し、さまざまな課題の解決を可能にする。
「Parasoft Selenic」の特長の1つである「セルフヒーリング機能」では、Seleniumテストの実行中にアプリケーションの変更を察知し、テストを続行させる上で最善の修正案(ロケーターや待ち条件)を適用して自己修復させることで、不安定なテストやアプリケーションの変更によって発生したエラーによるテストの中断を回避し、テストの失敗の原因調査にかかる時間を大きく削減できる。
また、Seleniumテストの実行時にWebアプリケーションの変更を察知し、複数の修正案をレコメンドする機能も備えているので、テスターは最適な修正案を選択し、ワンクリックでテストスクリプトの修正を行える。
ほかにも、アプリケーションに新機能を実装した際に、それによって生じた変更箇所の検証に必要なテストを洗い出す「テスト影響分析機能」や、Page Object Modelを使用して、保守性の高いSeleniumテストのシナリオを毎回スマートに作成するとともに、UIテスト記録時/実行時に APIテストシナリオの自動生成が可能な「Chrome拡張レコーダー機能」といった機能も搭載している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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