Linux Foundationは、米Databricksが開発したオープンソースの機械学習プラットフォーム「MLflow」が、新たにLinux Foundationプロジェクトに加わることを、6月25日(現地時間)に発表した。
今回の、MLflowのLinux Foundationプロジェクトへの加入にともない、Linux Foundationは同プラットフォームの採用とコントリビューションをさらに拡大すべく、オープンガバナンスモデルを備えたベンダーニュートラルな拠点を提供する。
MLflowは、機械学習モデルの複雑なプロセスに対応するために開発されており、実験の追跡、再現可能な実行用のコードパッケージ化、モデルの共有、協力を含むデータの準備から本番環境へのデプロイメントまで、エンドツーエンドの機械学習開発ライフサイクルを管理するためのプラットフォームを提供することで、従来は困難だったモデルの構築、トレーニング、チューニング、デプロイ、管理といったプロセスがオーバーフローすることを防いでいる。
6月22日~26日(現地時間)にバーチャルで開催された「Spark + AI Summit」では、スターバックス、エクソンモービル、T-Mobile、アクセンチュアなどの企業がMLflowの導入事例を発表したほか、実験用の自動ログ機能、MLflowモデルレジストリのモデル管理・デプロイメントの強化といったMLflowと機械学習ライフサイクルを継続的に簡素化する新機能も発表された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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