テクマトリックスは、米Lattixが開発したアーキテクチャ分析ツール「Lattix」の最新日本語版「Lattix 11」を、7月20日に発売した。
「Lattix」は、ソフトウェアの構造と依存関係を DSM(Dependency Structure Matrix)を使って可視化するツールで、自動車、カーナビ、複合機といった製造業をはじめ、医療機器や金融などさまざまな業界で導入されている。
今回発売した「Lattix 11」では、新機能としてグローバル変数と関数の依存関係をCRUD図に似たマトリクス形式で表現できるようにしたほか、ソースコード解析ツール「Understand」の解析データをもとに、関数ポインタに関連する依存関係を解析・可視化する機能、「Understand」または「Clang」で作成したプロジェクトにおいて、グローバル変数を介して間接的に依存している関数間の依存関係を検出・可視化する機能が追加された。
ほかにも、アーキテクチャメトリクスに「重み付き影響度」「逆依存関係率」「依存経路複雑度」「多対多関係度」が追加され、「Understand」または「Clang」で作成したプロジェクトにおいて、循環が重なり合っている箇所を個別の循環グループとしてレポートを生成することや、「Lattix SonarQube Plugin」により「Lattix Web」から情報取得し、一部の分析結果を「SonarQube」上で表示できるようになった。
対応プラットフォームはWindows 10/8.1、Windows Server 2016/2012、Linux。分析対象は.NET、C/C++、Java、Excel、LDI(Lattix Data Import)、UML/SysML、Oracle、SQL、Ada。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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