米Googleは、これまでベータ版として提供していたKubernetes Ingress APIの、安定版としての一般提供を開始したことを、9月23日(現地時間)に発表した。Kubernetes Ingress API安定版は、「Kubernetes 1.19」に含まれている。
Kubernetes Ingress APIは、クラスタ外部からクラスタ内のバックエンドサービスへのHTTPまたはHTTPSトラフィックのルーティングを記述する手段の提供を目的としており、HTTP/HTTPSトラフィックの実際のルーティングを実行する。
安定版では、新たなフィールドであるpathType、新たなリソースタイプであるIngressClassが追加されており、これらを組み合わせることで、異なるパスプレフィックスマッチングの実装間における基本レベルの互換性を保証できる。
ほかにも、いくつかのフィールドが再マップ/名称変更されるとともに、古いイテレーションAPIが廃止される。なお、古いAPIは「Kubernetes 1.22」で削除される予定となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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