米Amazon Web Servicesは、Apache Airflow向けManaged Workflowsの一般提供を、11月24日(現地時間)に開始した。
Apache Airflowは、ユーザーがワークフローを作成、スケジュール、監視する際に役立つオープンソースのツールで、Managed Workflowsはデータエンジニアがクラウドでデータ処理ワークフローを簡単に実行できるようにする新しいマネージドサービス。
Apache Airflow向けManaged Workflowsの利用によって、ユーザーはAWSでApache Airflowのワークフローを簡単に構築して、実行することが可能になる。Managed Workflowsが、Apache Airflowのプロビジョニングと継続的なメンテナンスを管理するため、ユーザーは自己管理型Apache Airflow実装のパッチ適用、スケーリング、セキュリティ保護を行う必要がなくなる。
タスクを実行するコンピューティングリソースは、オンデマンドでスケーリングされ、ユーザーに一貫したパフォーマンスを提供し、ワークロードはAmazonの仮想プライベートクラウドを使用して、離された安全なクラウド環境で実行されるので、データの安全性が保たれる。
ユーザーは、AWS Identity and Access Management(IAM)を介してApache Airflowのユーザーインターフェイスへのロールベースのアクセスを簡単かつ安全に提供でき、ワークフローの実行をスケジュールおよび表示するためのシングルサインオン(SSO)アクセスを提供可能になる。
現時点では、東京を含むアジア太平洋地域やアメリカ、ヨーロッパなどで利用できるようになっており、今後は利用可能なリージョンをさらに拡大していく。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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