グレープシティは、業務アプリケーション開発を支援するJavaScriptライブラリ「SpreadJS V14J」と「InputManJS V3J」を、1月27日に同時発売した。どちらも、1年定額制のサブスクリプション方式を採用している。
SpreadJSは、Microsoft ExcelライクなスプレッドシートをWeb上で実現するJavaScriptライブラリ。
今回発売した「SpreadJS V14J」では、ExcelライクなUIと操作性を備えるアプリケーションをより簡単に実現できる新コンポーネント「リボンコンテナ」を新たに搭載するとともに、新たなグラフ種として「ファンネルチャート(じょうごグラフ)」を追加し、セルおよびチャートエリアやチャート要素の背景色として、パターンやグラデーションによる塗りつぶしの設定に対応した。
ほかにも、シート上の任意のセル範囲をHTMLデータとして出力する機能が追加されるとともに、ヘッダセルにスパークラインや数式の設定が可能になっている。また、Excelと互換性のある関数「XMATCH」「XLOOKUP」「LET」「CONVERT」のサポート、独自関数「OBJECT」「PROPERTY」の追加、「Angular V11」および「React V17」への対応が行われた。
なお、「SpreadJS V14J」からは、新配布ライセンスとしてSpreadJS本体だけを配布できる「機能限定配布ライセンス」および「機能限定テスト配布ライセンス」が追加されており、「リボンコンテナ」の機能を利用しない場合に、通常の配布ライセンスより安価での配布が可能になる。
InputManJSは、日本仕様にこだわって設計されたコントロールを豊富に搭載し、Webアプリケーションにおけるあらゆる入力シーンを強力に支援する入力用JavaScriptライブラリ。
「InputManJS V3J」では、新たに電卓コントロール「GcCalculator」が搭載されたほか、ファンクションキーの押下時に、任意のプログラム処理を関連づけて動作させられるようになった。
また、「ソフトウェアキーボードコントロール」への対応、さまざまなアクションを任意のキー操作に関連付けて実行できるショートカットキーコントロール「GcShortcut」の追加、フォームに入力したデータの永続化への対応、「Angular V11」「React V17」「Vue.js V3」への対応が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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