米Microsoftは、量子コンピューティングサービス「Azure Quantum」のパブリックプレビューを、2月1日(現地時間)に開始した。
「Azure Quantum」は、量子ソリューションに向けたフルスタックパブリッククラウドエコシステム。
エコシステムには、量子プログラミング言語であるQ#を備えた「Quantum Development Kit(QDK)」、言語とターゲット量子計算プラットフォーム間のインターフェースとなる「Quantum Intermediate Representation(QIR)」が含まれており、基本的な量子概念を学べる「Microsoft Learn」や、自身のペースで量子プログラミングの学習が可能な「Katas」、量子アルゴリズムをさまざまな量子コンピューティングタスクに使用する方法を紹介するサンプルを利用した、量子コンピューティングと最適化スキルの向上を可能にしている。
単一の開発インターフェースを通じて、量子コンピューティングおよび最適化ソリューションの業界リーダーが提供する独自の機能にアクセスでき、トラップ型イオン量子システムを介してハードウェアパートナーであるHoneywell Quantum SolutionsとIonQからクラウドの量子コンピューティング機能を使えるほか、Microsoftと1QBitのソルバーに基づく最適化ソリューションの開発など、化学、医学、金融、ロジスティクスなどの問題を解決する研究が行える。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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