米Microsoftは、エッジAIプラットフォーム「Azure Percept」を、3月2日(現地時間)に発表した。
Azure Perceptは、単一のエンドツーエンドプラットフォームでAIをエッジまで拡張することに重点を置いており、ハードウェアアクセラレータをAzure AIおよびAzure IoTサービスと統合し、使いやすく、最小限のセットアップでただちに使用を始められるよう設計されている。
ASUSによる開発キットであるAzure Percept DKは、キャリアボード、マウントツール、シナリオベースの迅速なカスタマイズのためのカメラ対応システムオンモジュール(SoM)であるAzure Percept Visionを備えており、Azure Percept Visionはカメラおよびビジョン機能によって、棚在庫分析や人と物体の検出、損失防止を支援する。
また、Azure Percept DKはAzure AI、Azure Machine Learning、Azure IoT管理サービスと緊密に連携し、事前構成された4マイクリニアアレイを備えたオーディオハードウェアアクセラレータAzure Percept Audioと組み合わせれば、音声コマンド、キーワードスポッティング、ローカルリスニングデバイスへの遠距離音声に反応するカスタム音声機能を作成できる。
Azure Perceptにおけるセキュリティ対策は、ゼロトラストモデルを使用してエッジAIソリューションに組み込まれているので、機密性の高いAIモデル、転送中のデータ、保存中のデータを保護する。さらに、Azure IoT Hubデバイスプロビジョニングサービス(DPS)とも統合しており、ハードウェアでバックアップされたIDを使用してデバイスをAzureにプロビジョニングし、Wi-Fi Easy ConnectによるWi-Fiゼロタッチプロビジョニングを可能にした。
なお、Azure Perceptは現時点では、プレビュー版として提供されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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