米Amazon Web Servicesは、AWS Lambda関数およびAWSの複数のサービスをアプリケーション内に配列可能なサーバレス関数オーケストレータ「AWS Step Functions」に、AWS Toolkit for Visual Studio Code内およびAWS CloudFormation内におけるYAMLサポートを3月4日(現地時間)に追加した。
今回のYAMLサポートの追加によって、YAMLとJSONオブジェクト形式の両方を使用してStep Functionsステートマシンベースのワークフローを定義、視覚化、デプロイできるようになり、より柔軟にワークフローの構築方法を選べるようになっている。
AWS Toolkit for Visual Studio Codeでは、YAMLでステートマシン定義を記述および視覚化して、コードスニペット、リンティング、コード補完機能を使用して定義の記述を支援可能になった。また、YAMLステートマシン定義へのコメントの追加にも対応している。
AWS CloudFormationでは、新たに追加されたDefinitionパラメータでステートマシンを定義できるようになっており、テンプレートの言語によるステートマシンの定義にも対応する。さらに、JSONまたはYAMLステートマシンをS3バケットに配置して、CloudFormationテンプレートからファイルを参照し、より簡単にコードのパーティション分割も可能になった。
AWS Toolkit for Visual Studio Codeをインストールして、YAMLステートマシンを構築した後に、続いてCloudFormationテンプレートを使用して、テンプレートまたはS3に保存されたファイルとしてステートマシンをデプロイできる。
なお、これらの機能はAWS Step Functionsが利用可能な、すべてのリージョンで使える。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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