米Googleは、オンプレミスおよびクラウドネットワークの容易な管理を実現する、「Network Connectivity Center」のプレビュー提供を3月24日(現地時間)に開始した。
Network Connectivity Centerは、Googleのグローバルインフラストラクチャを活用し、異種のオンプレミスおよびクラウドネットワークを簡単に作成、接続、管理するための、単一の管理エクスペリエンスを提供している。
VPN、相互接続、SD-WANを簡単に接続および管理して、ワークロードへのシームレスなアクセスを実現しており、統合された接続エクスペリエンスによって、新規または既存のパートナーと専用の相互接続、クラウドVPN接続、サードパーティのルーター/SD-WANを活用して、オンプレミスサイトとクラウドリソース間でデータを確実に転送できる。
複数のクラウドにまたがるリソースの作成、接続を可能にするとともに、SD-WANおよびその他のルーティングソリューションをGoogleのインフラストラクチャと統合する際の、デフォルトのランディングポイントとして使える。
さらに、単一のペインでVPN、パートナー、専用の相互接続、オンプレミスネットワークと接続でき、Network Intelligence Centerとシームレスにペアリングしてエンドツーエンドの可視性を実現し、ネットワークの監視、視覚化、トラブルシューティングを可能にしている。Network Intelligence Centerでは、リアルタイムのパフォーマンスとネットワーク状態の監視、トラフィックフローの表示によって、接続の意図を確認できる。
なお、2020年4月に発表された、Google Cloudと米Ciscoによる、安全なオンデマンドの接続を可能にするエンドツーエンドネットワーク構築を支援するCisco SD-WAN Cloud Hubと、Network Connectivity Centerを活用することで、ブランチサイトとオンプレミスのデータセンターのクラウド接続が実現している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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