米Microsoftは、同社においてビルドされたOpenJDKの一般提供を、5月25日(現地時間)に開始した。誰でも無料で利用可能な、OpenJDKの新たなディストリビューションとなる。
Microsoftビルド版OpenJDKには、Windows、Linux、macOS上で動作する「OpenJDK 11.0.11+9」x64サーバおよびデスクトップ環境をベースにしたJava 11向けバイナリが含まれており、あわせて最新の「OpenJDK 16.0.1+9」リリースに基づく、LinuxおよびARM版Windows向けJava 16の、早期アクセスバイナリも公開されている。
一般提供にともない、OpenJDKのDockerイメージと、それに対応するDockerfileのMicrosoftビルド版も公開された。これらは、Microsoft Azureを含む任意の場所で、JavaアプリケーションやJavaアプリケーションコンポーネントを使用できるよう設計されている。
なお、Microsoftビルド版OpenJDK 11は長期サポート(LTS)であり、四半期ごとに更新を無料で受け取れる。また、MicrosoftビルドのOpenJDKバイナリには、アップストリームのOpenJDKプロジェクトには組み込まれてない、修正と拡張機能、またはバックポートされた修正とバックポートされた拡張機能が含まれている場合がある。
そのほか、Microsoftテクノロジを使用してJavaアプリケーションとサービスを開発する方法を学習するために必要なすべてのリソースをまとめた、新たなドキュメントハブもあわせて公開されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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