Node.jsフレームワークNestJSの開発チームは、最新版となる「nest 8.0.0」を7月7日(現地時間)にリリースした。
「nest 8.0.0」では、組み込みのコンソールロガークラスを再構築することで、LoggerラッパークラスとConsoleLoggerクラスを分離するとともに、バッファリングログ機能やログレベル出力機能が追加されている。
さらに、コントローラルートからファイルストリーミングを行うためのStreamableFileクラスや、ParseFloatPipeおよびParseEnumPipeクラス、遅延モジュールローダクラス、モジュールごとのコントローラプレフィックスを定義するためのRouterModuleなどが追加された。
ほかにも、ライフサイクルフックを呼び出す際にモジュールをトポロジでソートしたり、クラス参照を名前ではなくプロバイダ/コントローラ/インジェクション可能なキーとして使えるようにするなどの機能改善や、mixin()関数に型引数が指定されていない問題の修正など、機能改善やバグ修正も行われている。
なお、HttpModuleのaxiosライブラリへの強い依存関係が廃止され、HttpModuleは@nestjs/axiosパッケージとして新たにリリースされたほか、listenAsync()とstartAllMicroservicesAsync()メソッドが廃止された。また、listenAsync()メソッドも廃止されている。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です