オープンソースのビルド自動化システムであるGradleの開発チームは、最新バージョンとなる「Gradle 7.2」をリリースしている。
「Gradle 7.2」では、ScalaプラグインにJavaツールチェーンのサポートが追加されたほか、GradleプロパティによってHTTPヘッダベースの認証を使用するリポジトリの、クレデンシャルを検索できるようになった。
さらに、依存関係とそのバージョンを参照するための便利なAPIを提供するバージョンカタログが改善され、従来は行えなかったエイリアスにサブエイリアスも含まれるバージョンカタログの宣言や、pluginsおよびbuildscriptブロックからのプラグインバージョンの宣言が可能になっている。
ほかにも、オペレーティングシステム間のキャッシュヒット増加によるパフォーマンス向上や、リモートビルドキャッシュにおける信頼性の向上など、さまざまな機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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