米Amazon Web Servicesは、Kafka Connectクラスタの管理を容易にする新機能「MSK Connect」の提供を、9月16日(現地時間)に発表した。
Kafka Connectは、リアルタイムのストリーミングデータパイプラインとアプリケーションを構築するためのオープンソースプラットフォーム「Apache Kafka」のオープンソースコンポーネントであり、データベース、Key-Valueストア、検索インデックス、ファイルシステムなどの外部システムに接続するためのフレームワークを提供する。
ただし、Kafka Connectクラスタを手動で実行するには、必要なインフラストラクチャを計画およびプロビジョニングし、クラスタ操作を処理して、負荷の変化に応じてスケーリングする必要があった。
今回、発表されたMSK Connectを使用すれば、数回クリックするだけでKafka Connectを使用してコネクタを構成およびデプロイできる。必要なリソースをプロビジョニングし、クラスタをセットアップするとともに、コネクタの健全性と配信状態を継続的に監視して、基盤となるハードウェアにパッチを適用して管理し、スループットの変化に合わせてコネクタを自動スケーリングしてくれる。
MSK Connectは、Kafka Connectと完全な互換性があり、コードを変更することなく、既存のコネクタへの接続が可能で、使用にあたってMSKクラスタは必要ない。ソースおよびシンクは、Amazon MSK、Apache Kafka、Apache Kafka互換クラスタをサポートしている。
なお、MSK Connectはアジアパシフィック(ムンバイ、ソウル、シンガポール、シドニー、東京)、カナダ(中部)、EU(フランクフルト、アイルランド、ロンドン、パリ、ストックホルム)、南米(サンパウロ)、米国東部(バージニア北部、オハイオ)、米国西部(北カリフォルニア、オレゴン)の各リージョンで使用できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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